畳を張り替えるタイミングの見極め方
畳は適切なタイミングで張り替えることで、快適な住環境を維持できます。
以下のチェック項目を参考に、畳の状態を確認してみてください。
- 1. 畳の表面が色褪せている
- 畳の表面が日焼けや経年劣化で色褪せている場合、張り替えのサインです。
色褪せた畳は、見た目が悪いだけでなく、耐久性も低下していることが多いです。 - 2. 畳にカビやダニが発生している
- 畳の表面や裏側にカビやダニが見られる場合、健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
特に、湿気の多い季節には注意が必要です。 - 3. 畳の表面が硬くなっている
- 長年使用した畳は、表面が硬くなり、弾力性が失われます。
畳の柔らかさがなくなり、座り心地や歩き心地が悪くなってきたら、張り替えを検討する時期です。 - 4. 畳の表面が摩耗している
- 畳の表面が擦り切れていたり、イ草が剥がれていたりする場合、耐久性が低下しています。
見た目だけでなく、実際の使用感も悪くなってきます。 - 5. 畳の隙間や凹凸が気になる
- 畳の隙間が広がったり、表面に凹凸ができたりしている場合、畳の構造が劣化している可能性があります。
畳が不安定になると、安全性にも影響を及ぼします。 - 6. 畳の香りが弱くなっている
- 新しい畳のイ草の香りは、心地よさをもたらしますが、時間が経つと香りが薄れてきます。
畳の香りが感じられなくなったら、張り替えのタイミングかもしれません。 - 7. 畳表の使用年数が長い
- 畳表の一般的な寿命は7~10年と言われています。
使用状況やメンテナンスによって異なりますが、10年以上使用している場合は、張り替えを検討する価値があります。
チェックリストで確認しましょう
- 畳表が衣服につきませんか?
- 畳にくぼみがありませんか?
- 畳表に破れや、焦げなどはありませんか?
- 畳と畳の隙間は気になりませんか?
- 畳表の色が濃い茶色になっていませんか?
- 畳表にシミや汚れはありませんか?
- 畳が湿っぽく、かび臭くないですか?
- 畳の表面が硬くなっていませんか?
これらのチェック項目に当てはまるる場合は、畳の張り替えを検討することをお勧めします。
畳の張り替えは、快適で健康的な住環境を維持するために重要なメンテナンスです。
畳のメンテナンスについて
「こんなときどうしたらいいの?」という畳のメンテナンスについてご紹介します。
- 醤油や灯油をこぼしたら
- こぼした上に小麦粉、塩、ベビーパウダー、粉石鹸、クレンザー等の粉末をふりかけ、十分液体を吸い取らせてから処理し、その後かたく絞った布でよく拭いてください。
- 焼けコゲをつくったら
- タバコのように小さい場合は、オキシフルで漂白し、ろうをたらして穴を埋め、セロハンテープを貼って、コゲ穴を大きくしないようにしてください。
- 畳にダニが発生したら
- 掃除の回数を増やしたり、自然通気に心がけてください。事前に防虫シートを活用すると、ダニの発生を抑えられます。
- 家具の跡がついたら
- 凹んだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかけてください。
- 日焼けをすこし直したい
- 中性洗剤のうすめ液で固絞りの雑巾がけをしてから、酢を1%ぐらいまぜたぬるま湯で拭いてください。
- 畳にカビが生えてしまったら
- 消毒用アルコールをスプレーするか、布に浸みこませ拭き取ってください。
お住まいの畳表は4〜5年を目安に、新しいものに張り替えましょう。